大阪府が学テ成績を内申基準に…文科省懸念
児童・生徒の学習状況を把握するために国が実施している全国学力テストが、21日朝から一斉に行われている。
このテストは、国が子供たちの学習状況を把握するために、全国の小学6年生と中学3年生を対象に行っているもので、約222万6000人が参加する。今年度は国語と算数・数学に加え、3年に1度となる理科のテストも実施。子供の生活習慣などを聞くアンケートも行われる。
今回のテストから、大阪府が全国で初めて学校別の成績を、高校入試の合否判定に使われる内申点の基準に反映させるが、文部科学省は「調査の趣旨を逸脱する恐れがある」と懸念を示している。