箱根山 一日で216回の火山性地震を観測
神奈川県の箱根山では、火山活動が活発な状態が続いている。
箱根は、噴火警戒レベルが引き上げられてから初めての週末を迎えた。立ち入りが規制されている大涌谷以外の観光施設は通常通りの営業を続けていて、芦ノ湖の近くにある「小田急 山のホテル」は庭園のツツジを楽しむ観光客でにぎわっていた。しかし、いつも週末は渋滞している箱根の道路は、9日は通行量が少なく地元の商店街も客足が落ちているようだ。
一方、箱根山は火山活動が活発な状態が続き、9日は一日で216回の火山性地震が観測された。気象庁は立ち入りが規制されている大涌谷の状況を24時間態勢で確認するため、監視カメラを設置したり、空気の振動を捉える機器を設置したりして監視体制を強化することを決めた。
小規模な噴火が起きる恐れがあるとして、気象庁は引き続き警戒を呼びかけている。