強い勢力の台風６号が、５月としては４年ぶりに沖縄地方に近づく見通しで、１１日夜から暴風に警戒が必要。沖縄・石垣島から武井裕亮記者が中継。

　台風６号は１１日午後４時５０分現在、石垣島の南の海上にあり、風速２５メートル以上の暴風域を伴って北上している。１１日夜にも石垣島などに近づき、１２日明け方にも沖縄本島に接近するおそれがある。その後は本州の南を北東に進み、１３日明け方には関東地方にも影響を与えるおそれがある。

　現在のところ、どんよりとした雲が空全体を覆ってはいるが、雨や風を感じることはない。しかし、市内では台風に備えた対策が港を中心に進められていた。

　新栄漁港では午前中から陸に船をあげてロープで固定するなど、暴風や高波の被害から守るため、対策を行っていた。

　気象庁によると、中心付近の最大瞬間風速が６０メートルの台風６号は、強い勢力を維持したまま１１日夜遅くに石垣島に最も接近する見込み。石垣島にはすでに暴風・波浪警報が出されており、１１日夜遅くには暴風となって猛烈な風が吹くおそれがあるという。