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台風第9号 沖縄地方は猛烈な風やしけ

2015年7月9日 22:47

 気象庁によると、大型で非常に強い台風第9号は10日朝にかけて暴風域を伴って沖縄地方に接近する見込み。沖縄地方を中心に、10日にかけて猛烈な風、猛烈なしけとなり、非常に激しい雨が降る見込み。暴風や高波に厳重に警戒が必要。また、大雨、高潮にも警戒が必要。

【気象庁の発表内容は以下のとおり】

[台風の現況と予想]
 大型で非常に強い台風第9号は、9日21時には那覇市の南約220キロにあって、1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の北東側260キロ以内と南西側190キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。台風第9号は、非常に強い勢力を保ったまま北西に進み、10日朝にかけて暴風域を伴って沖縄地方に接近する見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 台風の接近に伴い、沖縄地方を中心に風が強まり、海は猛烈なしけとなっています。沖縄地方では10日にかけて暴風となり、風速30メートル以上の猛烈な風の吹く所があるでしょう。また、沖縄地方と奄美地方の海上では10日にかけて猛烈なしけ、九州南部では大しけとなるでしょう。

10日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
 沖縄地方  40メートル(55メートル)
 奄美地方  20メートル(30メートル)

10日にかけて予想される波の高さは
 沖縄地方  12メートル
 奄美地方   9メートル
 九州南部   6メートル
の見込みです。

 暴風、高波に厳重に警戒してください。

<高潮>
 台風の接近に伴い、沖縄地方では10日明け方にかけて潮位が高くなるため、海岸や河口付近の低地では高潮による浸水や冠水に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 沖縄地方では、10日にかけて、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。10日は、奄美地方でも非常に激しい雨が降る見込みです。

 10日24時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
  沖縄地方  250ミリ
  奄美地方  200ミリ

 11日24時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
  沖縄地方・奄美地方  100から200ミリ
の見込みです。

 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。次の「台風第9号に関する情報(総合情報)」は10日5時頃に発表する予定です。