架線低い位置に…摩耗し切れる 新幹線停電
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先月、東北新幹線で架線が切れて停電し、全線で運転を見合わせたトラブルで、JR東日本は、架線が通常よりも低い位置にあり、パンタグラフとの接触で摩耗して切れたとの調査結果を公表した。
このトラブルは先月29日、東北新幹線の福島・郡山駅構内で架線が断線して停電し、4時間半にわたって全線で運転を見合わせたもの。原因について21日、JR東日本は、切れた架線が通常よりも低い位置にあったため、新幹線が通過するたびにパンタグラフが接触し、摩耗して切れたとする調査結果を公表した。今年1月に部品を交換したとき、架線の高さは運用ルールの範囲内だったが、切れた部分は架線の金具が取り付けられた場所に近く、金具の重みや架線の構造上の問題で、運用ルールより低い位置まで下がっていたとみられる。
JR東日本は架線の点検マニュアルを見直すなど、再発防止に努めるとしている。