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スポーツ用自転車 定期整備や点検呼びかけ

2015年6月18日 21:09
スポーツ用自転車 定期整備や点検呼びかけ

 スポーツ用自転車での事故で重いケガをするなどという相談件数の割合が他の自転車の事故と比べて多く寄せられていることから、国民生活センターはスポーツ用自転車の定期的な整備や点検を呼びかけている。

 国民生活センターが行ったスポーツ用自転車の実験映像には、人に見立てた50キロの重りをボルトが緩んだ状態のサドルに乗せ、何度も負荷を掛けると、サドルがグラグラになる様子が映っている。また、車体を倒してしまった場合、ギアを固定している金具が変形し、気づかずに走るとチェーンが外れる恐れもあるという。

 激しい乗り方をすることも多いスポーツ用自転車では、車体の整備を怠ると大きな転倒事故や衝突につながる危険がある。

 国民生活センターによると、2010年度以降のスポーツ用自転車に関する相談で1か月以上のケガをした割合は、他の自転車の場合の約1.4倍に上るという。

 センターでは、危険防止のため定期的な整備・点検を行うよう注意を呼びかけている。