史上初の全八冠制覇に向け、前進しました。将棋八大タイトルのひとつ「王座」への挑戦権をかけた対局で、藤井聡太七冠が勝ち、8つ目のタイトル挑戦権を獲得しました。

藤井七冠は、王座戦挑戦者決定戦で豊島将之九段との対局に臨みました。

6月に史上2人目の七冠を最年少で達成した藤井七冠ですが、早くも残る「王座」のタイトルを獲得し、史上初の全八冠制覇を果たすか注目されています。

4日の対局では、それぞれ5時間の持ち時間を使い切ってもきっ抗した戦いが続いていましたが、やがて形勢は藤井七冠に傾き、午後9時15分、159手までで豊島九段が投了。藤井七冠が「王座」への挑戦権を獲得しました。

藤井七冠「（八冠に）挑戦できるということは貴重な機会ですし、全力を尽くしたい」

永瀬拓矢王座に挑む王座戦五番勝負は、今月31日から行われます。