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サハロフ賞にマフサ・アミニさんら ヒジャブ着用めぐりイランで拘束

2023年10月20日 0:02

EU(=ヨーロッパ連合)の議会は、ことしの「サハロフ賞」を、イランで「ヒジャブ」の着用をめぐり、警察に拘束された後に死亡したマフサ・アミニさんらに授与すると発表しました。

サハロフ賞は、ノーベル平和賞を受賞した旧ソ連の学者アンドレイ・サハロフ氏にちなみ、人権や思想の自由を守る活動に貢献した個人や団体に毎年、授与されています。

ヨーロッパ連合の議会は19日、ことしのサハロフ賞に、イランで、女性の髪を覆う「ヒジャブ」の着用が不適切だとして、警察に拘束された後に死亡したマフサ・アミニさんを選んだと発表しました。また、アミニさんの死をきっかけにイラン各地で起きた「女性、命、自由」をスローガンにした抗議運動にも授与するとしています。

ヨーロッパ議会は、「彼女の死は転機となり、歴史に残る女性主導の運動を引き起こした」とたたえています。