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男性作業員が帰宅途中に死亡 福島第一原発

2015年8月3日 20:36

 福島第一原発の作業員の男性が1日、体調不良で搬送され、病院で死亡したと、東京電力が会見で明らかにした。

 東京電力によると、死亡したのは、福島第一原発で陸側遮水壁の工事に携わる、協力会社の30代の男性。男性は1日、午前6時から午前9時まで福島第一原発内で作業を行ったあと、帰宅する途中に立ち寄ったJヴィレッジで体調不良を訴え、その後、意識を失ったという。男性は救急車で病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。

 当日の現地の気温は約30℃で、男性は全面マスクで作業を行っていたという。東京電力は「死因と作業との因果関係は確認中」としている。