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安倍首相、発達障害児の支援拡充検討を要請

2015年11月4日 23:06

 政府は4日、第3次安倍改造内閣発足後初めてとなる教育再生実行会議を開き、安倍首相は、発達障害児や不登校児らへの支援の拡充を検討するよう要請した。

 安倍首相はあいさつで、「不登校や発達障害など、子どもたち1人1人の状況にきめ細かく対応した教育についてさらに議論を深めることが必要だ」と述べ、発達障害児や不登校児らへの支援を拡充するよう訴えた。

 これに対し、会議に参加したメンバーからは、「発達障害児はできるだけ早期に発見し、状況に応じた支援が必要で、早期発見のためには専任の指導者を置く必要がある」という意見や、「脳科学の専門家や、現場の先生の意見も反映させて議論を進めるべき」といった意見がでた。

 会議は今後、こうした子どもへの学習支援のあり方や関係団体との連携の方法などについて検討し、来年春をめどに提言をまとめることになっている。