ベビーカーマーク、半数近くが「知らない」
ベビーカーを利用しやすい環境を作るために導入されたベビーカーマークについて内閣府が世論調査を行ったところ、「見たこともないし、内容も知らない」と答えた人が半数近くに上った。
ベビーカーの利用をめぐっては、2014年、国土交通省が、電車やバスなどでは、原則、折りたたまずに利用できるというガイドラインを決め、ベビーカーを置ける広いスペースを示すベビーカーマークを導入した。
しかし、先月、内閣府が認知度などを調べたところ、「マークを見たこともないし、内容も知らない」と答えた人が45.9%に上った。
一方、原則、ベビーカーを折りたたまずに利用できることについては「賛成」が84.5%で、「反対」は10.6%にとどまった。国交省は「導入直後は否定的な意見が9割だったが、この2年でベビーカーに対する理解は進んでいる」と分析している。