四国電力 伊方原発1号機の廃炉決定
四国電力は来年、運転開始から40年を迎える愛媛県の伊方原発1号機を廃炉にすることを決めた。
25日、四国電力の佐伯勇人社長が愛媛県庁を訪れ、中村知事に伊方原発1号機を廃炉にすることを報告した。
伊方原発1号機は1977年9月に運転を始め、来年で40年を迎える。国の新しい規制基準では原発の運転期間を原則40年としていて、1回に限り最長で20年の延長を認めている。しかし四国電力では、運転延長には新たに1700億円以上の安全対策費用がかかるなどとして廃炉を決めた。
四国電力の佐伯勇人社長「経済性、投資・回収という意味合いでは株式会社なので、そういうとこでは成り立たないのではないかというのが判断の大きな筋道」
伊方原発を巡っては3号機で再稼働に向けた手続きが進められていて、四国電力は今年7月下旬の再稼働を目指している。