伊方原発 再稼働に必要な工事計画を認可
原子力規制委員会は23日、四国電力が提出していた愛媛県伊方町にある伊方原発3号機の再稼働に必要な審査の一つ、工事計画を認可した。四国電力は7月中の再稼働を目指している。
伊方原発3号機は去年7月、国の新しい規制基準に基づく審査に合格し、10月には愛媛県と伊方町が再稼働に同意した。そして、23日、原子力規制委員会は再稼働に必要な審査の一つで四国電力が提出していた安全対策などについての「工事計画」を認可した。
これを受け、四国電力は安全対策が工事計画に基づいて行われているかどうかを原子力規制委員会が現地で確認する、「使用前検査」の申請を24日にも行う。
関係者によると四国電力は、この使用前検査の申請書の中で7月中の再稼働を目指すとしている。工事計画の認可を受け、四国電力は「更なる安全性・信頼性の向上を目指し、安全確保に不断の努力を重ねたい」とコメントしている。