伊方原発再稼働差し止め求め被爆者らが提訴
愛媛県にある四国電力・伊方原子力発電所の再稼働差し止めを求め、広島の被爆者らが広島地裁に訴えを起こした。
訴えを起こしたのは、広島・長崎の被爆者と原発事故で福島から避難している人たち67人。東日本大震災から5年となる11日に広島地裁へ訴状を提出した。
訴状によると、南海トラフ巨大地震などで大事故が起きれば、伊方発電所から約100キロ離れている広島市も、飛び散った放射性物質で汚染されるとしている。
被爆者・堀江原告団長「身をもって放射線の恐ろしさを知っている。その恐ろしさを後世の人に知らせないのは、非常にまずいのではないか」
訴えに対し、四国電力は、内容を確認した上で安全性を理解してもらえるよう主張していきたいとしている。