普天間巡り平行線 防衛相と翁長知事が会談
沖縄のアメリカ軍普天間基地移設をめぐり、中谷防衛相が沖縄県の翁長知事と会談したが、議論は平行線に終わった。
26日から沖縄を訪れている中谷防衛相は27日午後、県庁で翁長知事と会談し、普天間基地の移設などについて意見を交わした。
中谷防衛相「知事や基地を抱える市町村長と、率直な意見交換をしたいということです」
翁長沖縄県知事「まだまだ議論がかみ合っていないところがあるので、これからもいろいろ話し合いが行われるものと思っています」
会談では中谷防衛相が、日米が20年前に普天間の返還に合意して以降の経緯を説明し、あらためて名護市辺野古への移設に理解と協力を求めたのに対し、翁長知事は、辺野古への移設は基地機能の強化だなどと反論し、両者の溝は埋まらなかった。