大量の災害ゴミ…処理追いつかず 熊本地震
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熊本地震で被害を受けた家屋は調査が進むにつれて増え、6万7000棟を超えた。ガレキや家財道具などの災害ゴミが大量に出ているが、熊本市では焼却施設も被災していて、ゴミの処理が追いつかない状態が続いている。
熊本市では毎日、災害ゴミの収集を行っている。他の県からの応援も合わせ、多い日は200台以上の収集車で3000トンの災害ゴミを収集しているが、すべてのゴミは収集できていない。また、市内の焼却施設の一部が地震の被害で稼働できておらず、一日に燃やせるのは約500トンにとどまっている。
熊本市は今月中旬を目標に焼却施設の復旧を目指すとしているが、復旧後もすべての災害ゴミを処理できるめどは立っていないという。