中越地震で飼い主ら守った犬のマリが死ぬ

2004年の新潟県中越地震で飼い主や3匹の子犬を守り、映画のモデルにもなった犬のマリが、今月10日に死んだことが分かった。地元ではマリをしのぶ写真展も始まっている。
マリは映画「マリと子犬の物語」のモデルにもなった犬で、中越地震の際、3匹の子犬を守りながら、倒れた家具の下敷きとなった飼い主の男性を励まし続けた。
マリは震災の後も新潟県長岡市の山古志地区で暮らしていた。最近は体調を崩し、あまり散歩もできなかったということだが、今月10日の午後6時すぎ、家族に見守られながら息を引き取った。15歳という高齢だった。
山古志の復興交流館「おらたる」では、マリをしのび「ありがとうマリ」と題した写真展が開かれている。写真展は7月29日まで開催。