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中越地震から17年 献花台に遺族らが祈り

2021年10月23日 12:20
中越地震から17年 献花台に遺族らが祈り

68人が亡くなった新潟県中越地震から23日で丸17年を迎えます。新潟・長岡市には献花台が設けられ、朝から遺族や市民が祈りをささげました。

2004年10月23日に発生した新潟県中越地震では68人が犠牲となり12万棟を超える家屋が被害を受けました。

23日は土砂崩れが発生した長岡市妙見町に献花台が設置され、朝から花を手向け手を合わせる人の姿が見られました。

この土砂崩れでは親子3人が乗った車が巻き込まれ、母と娘の2人が命を落とし当時2歳だった皆川優太さんが奇跡的に救助されました。

23日は優太さんの祖父・敏雄さんも訪れ、17年がたった胸の内を明かしました。

優太さんの祖父・皆川敏雄さん「この17年間、長かったようで短かったようで。(亡くなった)貴子と真優の姿は当時のままの姿で記憶しています。(救出された)優太が母がいなくて寂しいという思いをさせたくなくて、本当に一生懸命頑張ってまいりました」

23日夕方からは各地で追悼式典が行われるなど被災地は鎮魂の祈りに包まれます。