大韓航空機出火受け 航空会社に点検通知
先月、羽田空港で大韓航空機のエンジンから出火したトラブルで、新たにエンジン部品の一部が損傷していたことがわかり、アメリカのエンジンメーカーは、航空会社に対し部品の確実な点検を促す通知を出した。
大韓航空機のエンジンから出火したトラブルについては、これまでの調査で、エンジンの内部で回転する「タービンブレード」という羽根状の部品が、多数折れていたことがわかっている。国の運輸安全委員会によると、その後の調査で、羽根状の部品が取り付けられている「タービン・ディスク」という円盤状の部品も破損していることが新たにわかった。
これを受け、アメリカのエンジンメーカーは、同じ型式のエンジンを使用する航空会社に対し、マニュアルに従って確実に「タービン・ディスク」の点検を行うよう通知を出したという。運輸安全委員会による原因分析の調査は引き続き行われる。