下関市選管、509人に入場整理券を誤送
今回の参議院選挙から選挙権が18歳以上に引き下げられたが、公示前日の21日、下関市選挙管理委員会が本来は市内で投票できない18歳と19歳の有権者に誤って入場整理券を送っていことが明らかになった。
下関市選挙管理委員会によると、既に下関市から転出した18歳と19歳の有権者に対し本来は、転出者と明記された入場整理券を転出先の住所に送るべきところを、誤って転出前の住所に送ったという。
さらに、市内に引っ越して3か月以上経過していないため市内で投票することができない18歳と19歳の有権者に対しても、誤って入場整理券を送っていた。
誤って発送したのは計509人に上る。転出者の親や札幌市選管からの問い合わせでミスに気付いたという。
下関市選管では、住民基本台帳からデータを抽出する際に、下関市で投票できるかどうかを判断するために必要な転入届出日などが入っていないデータを活用したことがミスの原因としている。
市では、郵便局に配送の差し止めを依頼するとともに21日付で、正しい入場整理券やおわび文を送っていて、23日からの期日前投票には間に合わせたいとしている。