神戸製鋼グループ会社がデータ改ざん
鉄鋼大手「神戸製鋼所」はグループ会社がステンレス製品のデータを改ざんし、JIS規格(=日本工業規格)の強度を満たしているように不正な表示をして出荷していたと発表した。
「神戸製鋼所」によると、改ざんを行っていたのはグループ会社の「神鋼鋼線ステンレス」。ステンレス製品55.6トンについて9年以上にわたって強度のデータの改ざんを行い、JIS規格の強度を満たしているように不正な表示をしていたという。
この製品は家電や自動車などのバネとして使われているが、これまでの調査の結果、安全性に問題はないとしている。
神戸製鋼所では不良品を減らすため改ざんを行った可能性もあると見ていて、外部の調査委員会を設置し、原因を究明するとともに再発防止策をまとめる方針。