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廃棄カツ横流し 環境省が「再発防止策」

2016年3月14日 16:43

 廃棄依頼されたビーフカツが産廃処理業者によって横流しされていた問題で、環境省は14日、監視体制の強化などといった再発防止策を正式に取りまとめた。

 14日、環境省が取りまとめた再発防止策では、産業廃棄物処理業者に対し、一定の頻度で抜き打ちの立ち入り検査を行うなど、監視体制の強化が挙げられている。また、食品廃棄物を電子データでも管理し、食品廃棄物を出す業者と、処理業者との報告に違いがあれば自動で検知するシステムの導入を検討するとしている。

 一方、食品廃棄物を出す業者には製品の袋を開けるなどして、そのまま流通できないようにするなどの措置を求めている。

 この廃棄カツの横流し問題では、横流しを行っていた産廃処理業者「ダイコー」に対し、環境省などが食品リサイクル法に基づき、今月10日付で再生利用事業者としての登録を取り消している。

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