中居正広氏の問題で、当時、フジテレビの専務として対応にあたった関西テレビの社長が辞任しました。

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フジテレビ系列「関西テレビ」のトップ、大多亮代表取締役社長。

当時フジテレビ専務　関西テレビ・大多亮社長
「本日付で関西テレビの社長を辞任いたしました。それを報告いたします」

第三者委員会の調査報告書を受け、4日に辞任すると発表しました。中居正広氏と女性Aさんとの間にトラブルが起きた当時、状況を把握していた1人です。

関西テレビ・大多亮社長
「私がまず何よりも謝りたいのは、女性Aさんに対してです。Aさんの心情に寄り添うことができず彼女を苦しめてしまったことは、本当におわびしたいと思います。彼女のためを思って対応してきたつもりでしたが、彼女の意思を無視し、彼女に責任を転嫁する行為だったという第三者委員会の調査報告書の指摘を、大変重く受けとめております 」

女性への謝罪を述べた大多社長。

「東京ラブストーリー」や「白い巨塔」など、数々の大ヒットドラマを手がけ、2022年にフジテレビの専務取締役に就任。去年までの約2年間、務めていました。

まさにその頃、中居氏と女性との間でトラブルが発生。報告を受けたのは、当時の港社長、大多氏、編成局長の3人でした。

当時フジテレビ専務　関西テレビ・大多亮社長
「事実を知る者を最小限にするのがよいという港社長の判断や、医師の指導をふまえ、彼女がいち早く回復し、誰にも知られずに仕事に復帰するという望みをかなえることばかりを考えてきました。（女性Aさんが）不快な思いをしたと（調査報告書に）書いてありましたが、そうだとすれば全く私の認識が甘かった。時代からずれていたという思いです」

──Aさんにかけたい言葉は。

当時フジテレビ専務　関西テレビ・大多亮社長
「おわびしたいです。会っていただけるかどうかわからないですけど、今みたいな自分たちの対応が傷つけていたわけですから、とにかく謝りたいです」