今月４日、東京メトロ半蔵門線の九段下駅で電車がドアにベビーカーを挟んだまま走行した事故で、東京メトロは２７日、再発防止策を国土交通省に報告した。

　東京メトロは、事故は車掌がベビーカーを挟んだことに気付かなかったことなどが原因としていて、再発防止策として車掌などが、電車に近い場所にいる客や物を発見しやすいよう、ホームの端に貼るシートの作業を今年度中に終えるとしている。

　その他にも、ホーム上の非常停止ボタンが押されたら、周辺の電車が連動して自動停止するようシステムを改修することや、実際の電車を使って乗務員への緊急停止訓練を行うなどとしている。

　東京メトロは、さらに追加すべき対策があれば早急に対応するとしている。