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台風18号 沖縄地方と奄美地方に最接近へ

2016年10月3日 10:58

 気象庁によると、非常に強い台風第18号は、3日夕方から4日明け方にかけて、沖縄地方と奄美地方にかなり接近する見込み。沖縄地方と奄美地方では、4日にかけて猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなる。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒し、大雨や高潮に警戒が必要。

【気象庁の発表内容は以下のとおり】

[台風の現況と予想]
 非常に強い台風第18号は、3日10時には那覇市の南約230キロにあって、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風第18号は、北上を続け、3日夕方から4日明け方にかけて、暴風域を伴ったまま沖縄地方と奄美地方にかなり接近する見込みです。その後は、東シナ海を北上し、4日夜から5日にかけて九州北部地方に接近するでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 台風の接近に伴い、沖縄地方と奄美地方では、次第に風が強まり、3日夕方から4日にかけては猛烈な風が吹き、九州北部では4日は暴風となるでしょう。海は、沖縄地方では猛烈なしけとなり、九州南部・奄美地方と九州北部地方では大しけとなる見込みです。
 4日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
   沖縄地方        50メートル(70メートル)
   奄美地方、九州北部地方 25メートル(35メートル)
   九州南部        23メートル(35メートル)
 4日にかけて予想される波の高さは、
   沖縄地方        10メートル
   奄美地方         8メートル
   九州南部、九州北部地方  6メートル
です。
 暴風やうねりを伴った高波に、厳重に警戒してください。

<大雨>
 沖縄地方と九州南部・奄美地方では、3日昼過ぎから4日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、沖縄地方では局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降る見込みです。
 4日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
   沖縄地方       200ミリ
   九州南部・奄美地方  150ミリ
 5日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
   九州南部       100から200ミリ
   奄美地方       100から150ミリ
です。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<高潮>
 大潮の時期と台風の接近が重なるため、沖縄地方では3日は潮位が高くなる見込みです。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に警戒してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台の発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 次の「平成28年 台風第18号に関する情報(総合情報)」は、3日17時頃に発表する予定です。

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