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全村避難続く…飯舘村の住民を支援する催し

2016年10月24日 0:26
全村避難続く…飯舘村の住民を支援する催し

 福島第一原発事故の影響で、今も全村避難が続く福島県飯舘村の住民を支援する催しが、23日、東京で開かれた。

 この催しは、NPO法人「ふくしま再生の会」が、東京大学大学院・農学生命科学研究科などの協力を得て、飯舘村での生活や農業の再生に何が必要かを考えるために開いたもの。

 政府は、特に放射能汚染がひどく、帰還困難区域となっている長泥地区を除いて、来年3月末に飯舘村全域の避難指示を解除することを決めていて、23日の催しには、飯舘村の住民や一般参加者など約150人が参加し、意見交換などを行った。

 避難指示が解除される地区の住民「5年間、6年間の悩み、苦しみ、さびしさ、とまどいは、口に表せないものが多々あります。村に帰ることに決心しました」

 避難指示が継続する長泥地区の区長「(5年以上たっても)まだ、帰村できるとか、除染できるとか、そんな話じゃない。部落(長泥地区)が無くなるのかな」

 主催したNPOは、飯舘村でも帰還に向けての支援を続けていくことにしている。

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