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津波がノリ養殖施設を直撃 一夜明け調査

2016年11月23日 17:36
津波がノリ養殖施設を直撃 一夜明け調査

 22日に発生した津波による影響を調べるため、宮城県東松島市では23日朝から漁協関係者らがノリの養殖施設の調査を行った。

 調査は県漁協宮戸支所の職員ら20人ほどが室浜漁港から船を出して行われた。そして宮戸支所管内の約1300台のノリ養殖イカダのうち、6台で被害が確認された。被害に遭った養殖イカダの多くが収穫を間近に控えたもので、津波を受けて隣り合ったイカダが重なって網が絡み、ノリが落ちていた。

 宮城県漁協宮戸支所・佐々木孝支所長「(被害は)網と網がこすれてノリがなくなってしまったり、ロープが切れたりしていた状態ですね」

 漁協によると、宮戸支所管内でのノリ養殖施設の被害金額は300万円ほどにのぼるという。