鎌倉の海、夜に光る?“赤潮”に期待の声も
全国でも有数の海水浴場である神奈川県鎌倉市の海が赤く染まった。赤潮が発生したことが原因で、ゴールデンウイーク中の観光客からは困惑の声もあがっている。一方で、夜になると光るのではという期待の声もあるようだ。
■5日、神奈川県鎌倉市の海水浴場で、海が広範囲にわたり、赤く染まった現象が見られた。
■上空から見てみると、海の沖合から赤い線がのびているのが見え、海の所々が赤く染まっているのを確認できた。
■「この30年では初めて見ました。気持ち悪いですね」「4日の夕方くらいですかね、上から見られて、けさは沖の方に見えたんですよ。魚も全然いないし」(観光客や地元の人の声)
■実際に、海水をすくってみるときつい臭いが。ペットボトルに入れてみると、水の表面に赤い粒々が浮いているように見える。
■広範囲にわたり赤く染まった今回の現象。第3管区海上保安本部は、赤潮が発生したためだとしている。
■赤潮とは、水中に生息するプランクトンなどが異常に増えることで海が変色する現象。その要因について専門家は―
■「確実にこれが原因というのは、なかなか難しくてですね。水温の上昇だったりとか、水質の栄養塩が多かったり、いろんな状況が重なって赤潮が起こっていると考えられるかなと」
■一方、千葉県鋸南町の海岸でも海が真っ赤に染まった写真が撮影されていた。
■三浦半島を挟んだ場所にある鎌倉市と鋸南町。赤潮は沖合から流れてきたとも考えられる。
■広範囲で見られた今回の赤潮。ただ、鎌倉市の海水浴場に来ていた人からは、なぜか期待する声もあった。
■実は、2013年7月、今回と同じ鎌倉市内の七里ヶ浜で赤潮が発生。赤く染まった海水が夜になると一転、青白く光り幻想的な光景になった。
■原因はプランクトンの一種、夜光虫が異常に増えたことだった。
■海水浴場に来ていた人はこのような光景を期待していた。今回も夜光虫が原因なのだろうか。
詳しくは動画で。