相続税を計算する際の基準となる「路線価」が発表され、東京・銀座ではバブル期を超えて過去最高額となった。

　国税庁が３日に発表した「路線価」の全国平均は、去年に比べて約０．４％上がり、２年連続で上昇した。東京、大阪、福岡など都市部での上昇が目立ち、特に都内では、銀座など再開発が進む地点で２０％以上、上がっている。

　全国で最も路線価が高かったのは、３２年連続で東京・銀座の鳩居堂前だった。１平方メートルあたり４０３２万円とバブル期を超えて、路線価の過去最高額を更新している。