被ばく事故 核燃料物質を紙くずのゴミ箱に
JAEA(=日本原子力研究開発機構)の研究施設、「大洗研究開発センター」で起きた被ばく事故で、核燃料物質を入れていたポリ容器は、核燃料用ではなくゴミ箱だったことが分かった。
先月の事故は、核燃料物質が入ったポリ容器を包んでいた袋が破裂して核物質が飛散したもの。JAEAは21日の会見で、核燃料物質を入れていたポリ容器は、紙くずなどを入れるためのゴミ箱だったことを明らかにした。
ポリ容器が放射線を浴びるとガスが発生するため、これが爆発の一因になったとみている。
JAEA・高野公秀グループリーダー「当時の方々がどういう考えでそういう容器に入れてしまったのか、これから明らかにしていく」
あらためて、JAEAのずさんな安全管理が明らかになったかたち。