「無痛分娩」半数超、小規模な診療所で実施
日本産婦人科医会が全国約1400の分娩(ぶんべん)施設を対象に調査した中間結果で、昨年度行われた「無痛分娩」の半数以上が病院よりも小規模な診療所で行われたことがわかった。
大阪や神戸などの産科医院で、麻酔を使って出産の痛みを和らげる「無痛分娩」による事故が相次いだことを受け、23日、産婦人科医や麻酔科医らによる厚労省研究班の初会合が開かれた。
この中で日本産婦人科医会が全国約1400の分娩施設を対象に過去3年間の「分娩」について調査した中間結果が報告され、「無痛分娩」が年々増加していることや、昨年度は半数以上の「無痛分娩」が病院ではなく、診療所で行われたことがわかった。
研究班は、今後さらに無痛分娩の実態を把握し、今年度中に安全対策をまとめる方針。