“無資格検査員”日産約116万台リコール
出荷前の車の検査が資格がない検査員によって行われていた問題で、日産自動車は6日、38車種、約116万台のリコールを国土交通省に届け出た。
リコールの対象は、「ノート」や「セレナ」、「リーフ」、さらにマツダやスズキ向けに製造したものなど合わせて38車種で、先月までの3年9か月の間に製造された約116万台。
不適切な検査がいつから行われていたかはわかっていないが、一度でも車検を受けた車は、安全性が確認されているとして、対象には含まれない。
また、日産への立ち入り検査で、資格のある検査員の印鑑を資格がない検査員が書類に押していたことがわかった。
国土交通省は日産に対し、今月中をめどに実態についての報告を求めている。