善光寺で落書き90か所超に「信仰冒とく」
長野市の善光寺で8日、国宝の本堂などで×印の落書きが見つかり、その数は少なくとも90か所以上に上っている。
8日午後4時半すぎ、長野市の善光寺に「落書きがある」と職員から警察に通報があった。警察によると、落書きが見つかったのは国宝の本堂や国の重要文化財の山門と経蔵、そして、仁王門と忠霊殿。いずれも、誰もがいつでも立ち入れる状態だった。
9日の実況見分では、大勧進や大本願など周辺の建物などでも新たに落書きが見つかり、その数は少なくとも90か所以上に上っている。
善光寺では9年前にも落書きの被害があり、防犯カメラを設置していた。
善光寺・若麻績信昭寺務総長「信仰に対する冒とくになるので、本当に悲しくもあり、憤りを強く感じる」
警察では文化財保護法違反や器物損壊の疑いで調べている。