運転中“怒りやすい”ドライバーの特徴とは
交通トラブルをめぐり、高速道路の進路をふさいで車を停止させ、夫婦2人の死亡事故を起こした男が逮捕された事件。運転中の「怒り」について、大学の研究グループが怒りを感じやすいドライバーの特徴を調査した。
運転中の怒りに関する研究を行ったのは、岩手大学・藤井義久教授を代表とするグループで、全国の一般男女150人ずつ、合計300人のドライバーを調査対象に研究は行われた。
■怒りを感じやすいドライバーとは
この研究によると、運転中に怒りやすいのは意外なドライバーだった。分類された内の上位3つは――
1.運転経験が長い
2.事故を起こしていない
3.運転中に疲れる
なんと、ベテランのドライバーや事故を起こしたことのないドライバーほど、運転中に怒りを感じやすいという結果になった。
■どんなことで怒りを感じる?
この研究では、運転中に生じる怒りの要因を4つに分類している。
1.交通渋滞で車が進まないなど「運転を妨害された時」
2.信号無視の車を見たなど「交通違反を見た時」
3.後ろからクラクションを鳴らされるなど「マナーの悪い運転をされた時」
4.衝突しかけるなど「危険な状況にあった時」
研究によると、怒りを生じさせる要因によって、怒ったドライバーの行動には違いがあるという。
■攻撃的な行動につながる要因は?
男女共通で「運転を妨害された時」に、攻撃的な怒りへの対処を行う傾向にあるという研究結果が出ている。ふとしたことから当事者になりかねないのが交通トラブル。他のドライバーに対しての寛容さが安全につながる。
【the SOCIAL viewより】