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地質時代「チバニアン」研究者らが喜び

2017年11月14日 19:30
地質時代「チバニアン」研究者らが喜び

 地球史上の生物や環境の変化によって区分される地質時代が、「チバニアン」と名付けられる見通しが高まったことを受け、研究者らが喜びを語った。

 茨城大学理学部・岡田誠教授「ほっとしたのが正直なところで、選ばれなかったらどうしようと思っていた」-会見した茨城大学などの研究グループはこう喜びを語った上で、千葉県市原市の地層には地球の磁場が逆転した痕跡が明確に残っていることなどが評価され、国際的な名称の候補に選ばれたと説明した。

 約77万年前から12万6000年前の地質時代を示す基準として国際学会の一次審査を通ったこの地層は、今後、3段階の審査を経て来年中にも正式に「チバニアン」という名称に決まる見込みで、地質時代に初めて日本の地名がつくことになる。