草津白根山 火口2キロに噴石飛散の恐れ
群馬県と長野県の県境にある草津白根山が23日午前10時ごろ噴火し、気象庁は、噴火警戒レベルを「3」に引き上げた。今回噴火した火口から2キロの範囲では噴石が飛散する恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。
気象庁によると、群馬県と長野県の県境にある草津の本白根山の鏡池付近で23日午前10時頃、噴火が起き、噴石がおよそ1キロ飛散したという。
これを受け気象庁は、噴火警戒レベルを入山を規制する「3」に引き上げ、火口の鏡池から2キロの範囲では噴石が飛散する恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。
今回、火口になった本白根山の鏡池は当初噴火するとされていた湯釜から南に2キロほど離れていて、気象庁は、鏡池からの噴火は想定していなかったため、避難を呼びかける噴火速報は出せなかったという。