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インフル大流行 新薬は5月頃発売見通し

2018年2月9日 14:06
インフル大流行 新薬は5月頃発売見通し

インフルエンザの大流行が止まらない。最新の1週間の患者数が3週連続で過去最多を更新した。

厚生労働省によると、今月4日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数は、医療機関1か所あたり54.33人で、前の週の52.35人からさらに増加した。これで3週連続で調査開始以来、過去最多の患者数を更新したことになる。

川崎市健康安全研究所・岡部信彦所長「昨年の暮れから急速に患者が増え、一気に爆発的に流行した。1回、2回はかかるかもしれない。1回かかったらもう大丈夫と安心せず、注意した方がいい」

今シーズンはA型とB型のタイプのウイルスが同時に流行しているため、何度もインフルエンザに感染する可能性があり注意が必要。厚労省は、手洗いやマスクを着用するなど感染拡大を防ぐための予防を呼びかけている。

こうした中、新しいタイプのインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」が、5月頃に発売される見通し。開発した塩野義製薬によると、現在、広く使われている「タミフル」は、5日間にわたって服用するが、新薬は1回のみの服用で効果が期待できるという。