国と東京都は今年度、障害者の職業訓練を行う学校の新しい校舎を開設した。身体障害者に加え、精神障害者らも受講できるのが特徴。

小平市にある東京障害者職業能力開発校は、障害者が就職に必要な知識や技術を学ぶ訓練校で、今年度、新しい校舎が開設された。

小池都知事「才能を引き出せるように、それを生かせるように、この新しい学びやが彼らの社会への新たな出発点になることを期待します」

これまでは、主に身体障害者が対象だったが、新校舎では、職業訓練の需要が増えている精神障害者や発達障害者の受講も可能。障害者が、多様な現場で活躍できるよう、清掃サービスや本格的なカフェでの訓練が用意されている。

また、気分転換できるスペースが各実習室に設けられるなど、障害者が適応しやすい環境を目指しているという。