【特集】授業の特徴は“発信” どうしたら地域の魅力を伝えられる?子ども達が考えたのは…
宮城県石巻市・北上地区の北上中学校。
総合的な学習の時間の一環として、近くにある小学校の6年生と一緒に地域の魅力を学ぶ取り組みを行っている。
1年間をかけて、地元・北上川で釣れる魚の種類や、特産であるワカメの調理方法など、地域の魅力に触れてきた子どもたち。
この授業の特徴は学ぶだけでなく、発信することだ。
中学生
「マスコットにした理由は北上には北上を象徴するマスコットがいないからです。これを作ることでほかのひとに北上のよさを伝えられると考えました」
地域を発信するためにどんな方法があるか。こちらのグループが考えたのは北上地区をPRするマスコットキャラクターだった。
この日、キャラクターづくりの参考にしようと訪れたのは石ノ森萬画館。
「これよくない?いーんじゃない?」
サイボーグ009や仮面ライダーなど、石ノ森章太郎さんの創作の世界からキャラクターづくりの奥深さを学んだ子どもたち。
1年間で自分たちが感じた地域の魅力をマスコットキャラクターに託して、次々と缶バッジにしていった。
「北上は自然が有名だから山とワカメを元にして作りました」
「神割崎というきれいな日の出が見れる場所があるのでそれをイメージしました」
「北上にはたくさん山があるのでその山をモチーフにしたり北上のコメがとてもおいしいので合体させたらこんなキャラクターになった」
自分たちの住む地域の特色や魅力を知り伝えていくことを学んだ子どもたち。
この取り組みは冊子としてまとめられ、保護者や地域住民に配られる。