過労死遺族ら「高プロ制度」に反対
政府が進めている、一部の高収入専門職を労働時間の規制から外す「高度プロフェッショナル制度」について、過労で家族を亡くした遺族らが反対した。
雨のなか開かれた集会には、夫や子どもを過労で亡くした遺族らが集まり、「高度プロフェッショナル制度」の導入に改めて強く反対した。
(医師の夫を過労で亡くした)中原のり子さん「(亡くなった)夫は24時間365日、まるで高度プロフェッショナル労働制の先取りのような働き方をしていました。労働者の未来を奪うそんな働かせ方が高度プロフェッショナル労働制ではないでしょうか」
国会で審議が続く「働き方改革関連法案」には、一部の高収入専門職を労働時間の規制から外す「高度プロフェッショナル制度」が盛り込まれていて、過労死の遺族らは「長時間労働や過労死が増える」などとして、法案からの削除を求めている。