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埼玉県立がんセンターで医療事故 女性死亡

2018年6月27日 18:58

25日、埼玉県の県立がんセンターで、カテーテル手術を受けた60代のがん患者の女性が手術の3時間後に死亡した。誤って血管や臓器を傷つけたことが原因とみられる。

県立がんセンターによると、25日、埼玉県内に住む60代のがん患者の女性に、抗がん剤治療のため、血液を採取するカテーテル手術を行った。女性は手術後に体調が悪化し、手術のおよそ3時間後に死亡した。

女性の死因は失血死で、カテーテル手術の際に、誤って血管や臓器を傷つけ、胸の中を出血させた可能性が高いという。

女性が手術の途中で腹部の痛みを訴えたため、医師がレントゲン検査をしたところ、胸に出血とみられる影があったということだが、医師は問題はないと判断し、手術を続けたという。

県立がんセンターは当面、同様の手術を中止して原因を究明し、再発防止策を検討するとしている。