寄付金で留学、官民共同のキャンペーンとは
「トビタテ!留学JAPAN」のPRチームリーダー・西川朋子さん。「トビタテ!留学JAPAN」は、グローバルな人材を育成するために文部科学省が行っている留学促進キャンペーン。どんなシステムなのだろうか。
――「トビタテ!留学JAPAN」は、どのようにして留学を促進しているのでしょう。
これは2013年に始まった、官と民が共同して留学を応援するキャンペーンなんですが、目玉となる取り組みとして、2014年から日本代表プログラムという新しい奨学金制度をスタートしています。高校生の留学と大学生の留学を応援する奨学金で、民間の寄付金を100%原資としているのが大きな特徴になります。
――奨学金を受け取った学生というのは、そのお金をどう使うのでしょう。
実はこれは返済不要の奨学金で、学生のみなさんが自分のやりたいことを海外でできる仕組みになっています。例えば高校生だと1か月くらい夏休みで行ったりする人が多いんですが、大学生になると1年ぐらい学校を休学したり、自分の自由なインターンシップとかボランティアなど学校に行かない留学も対象になっているのが特徴です。
――幅広い留学プランがありそうですね。
例えば私の印象に残っている学生さんですと、抹茶のマーケティングをしに行きたいと。日本のお茶の可能性をもっと世界に伝えたいということで、抹茶をマーケティングするためにバンコクとロンドンとニューヨーク、1年間に3都市をまわった方もいました。
【the SOCIAL guestより】