約1500人が今なお避難生活…広島

西日本豪雨の被害はさらに拡大し、犠牲者は202人になり、今も34人の行方が分かっていない。行方不明者が24人と最も多い広島では猛烈な暑さの中で捜索活動が続いている。熊野町から中継。
広島県安芸郡熊野町の現場では、残る1人の行方不明者の捜索が続いている。広島県では93人が死亡、3人が心肺停止、24人の行方がいまだ分かっていない。記録的豪雨から14日で9日目だが、呉市天応地区では13日、土石流の恐れがあるとして一時避難指示が出て、再び緊張が走った。市民センターには新たに避難する住民もいて、まさに追い打ちをかけるような状況になった。
避難8日目の女性(82)「休めるところがあるだけでいい。昼は若い人たちは(家の)整理に帰っているが、晩は廊下で寝ている人もいるからね」
避難8日目の男性(53)「(Q:一番困ることは?)家に帰るメドが立たないということが一番。家の中に入ることもできない状態なので…」
広島県内では、午前11時の時点でおよそ1500人が避難生活を送っている。広島県内では14日、最高気温が35度を超える所もあり、各地で今年最高を観測した。疲労と厳しい暑さで被災者の体調管理も大きな課題となっている。