八潮市陥没事故 大野知事「キャビンへのアクセスを得て、救出する方法を取る」
埼玉県八潮市の陥没事故で県は、安否が分かっていないトラックの運転手が、下水道管の内部にある運転席部分に取り残されている可能性があると明らかにしました。
県の対策本部会議に出席した大野知事は、専門家が下水道管内部の映像を調べた結果、運転席の中に運転手の男性が取り残されている可能性があると明らかにしました。
大野知事「キャビンへのアクセスを得て、救出する方法を取る、新たなフェーズに入ります」
運転席は陥没現場の下流およそ30メートルの場所にあると推定され、県はこの付近の地表から穴を掘って、運転席を回収する方法を進めるとしています。
同時に、運転席のさらに下流まで水を迂回(うかい)させる新たなバイパス工事を始めるということです。
バイパス工事の完了には、およそ3か月かかる見通しですが、消防は、完了を待たずに救助に入れるタイミングを検討したいとしています。
一方、すでに完成しているバイパスによって、下水道管の水量を一定程度、減らすことができているとして、県は下水道の使用自粛の要請を12日正午に解除します。