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五輪サマータイム「導入には大きな課題」

2018年8月3日 18:59

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、夏の標準時間を早める「サマータイム」を導入することについて、鈴木俊一オリンピック・パラリンピック担当相は、「導入には大きな課題がある」と慎重な姿勢を示した。

夏の標準時間を1~2時間早める「サマータイム」については、先週、大会組織委員会の森喜朗会長が安倍首相に、「抜本的な暑さ対策」として導入を求めていた。

これについて、鈴木俊一オリンピック・パラリンピック担当相は3日朝の閣議後の会見で、「森会長からサマータイム導入が提案されたことはしっかり受け止めないといけない」としつつ、「過去の国会などでも様々な議論があったが、実現に至らなかったことを踏まえると、2年後の導入というのは大変タイトで大きな課題がある」と慎重な姿勢を示した。

その上で、サマータイムの導入にはコストがかかり、ライフスタイルにも大きな影響を与えることから、「相当時間を掛けてやらなければならない」と話した。