台風近づく八丈島 荒れた海に… 対策進む
強い台風13号は、8日夜から9日明け方にかけて関東にかなり接近し、上陸する恐れもある。気象庁は、台風のスピードが遅いことから影響が長引く恐れがあるとして、厳重な警戒を呼びかけている。台風13号が近づいている伊豆諸島の八丈島から中継。
八丈島では、7日午前中から強い風が吹き、波も防波堤に打ちつけられ荒れた海となっていたが、時間がたつにつれて一層、風、波ともに強まってきた。また、徐々に雲も広がり始めている。
午前中には海水浴をしようと島内の海岸に遊びに来る観光客の姿も見られたが、海水浴場はすでに遊泳禁止となっている。
また、台風に備えて、ガソリンスタンドではガソリンを給油する機械に板をとり付けるなど対策が進められていた。
ガソリンスタンドの店員「物が飛んできて(給油機が)壊れないように。木の枝とか飛んでくるので」
空の便では、台風が最も接近する8日、東京・羽田空港と八丈島空港を結ぶ全6便の欠航がすでに決まっているという。また、町役場によると、7日午後7時から台風に不安を抱える高齢者らに向けた自主避難所を3か所開設するなど、対策をとるという。