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大阪湾「過去最高に匹敵する高潮の恐れ」

2018年9月4日 10:21
大阪湾「過去最高に匹敵する高潮の恐れ」

非常に強い台風21号は、勢力を維持したまま四国や紀伊半島にかなり接近し、昼頃に上陸する見込み。気象庁は、猛烈な風とともに、特に大阪湾では、「過去最高に匹敵する記録的な高潮になる恐れがある」として、厳重な警戒を呼びかけている。

気象庁によると、台風21号は、非常に強い勢力を保ったまま四国や紀伊半島にかなり接近し、昼頃に上陸するという。スピードを上げながら進むため、状況が急激に悪化する恐れがある。近畿や四国のほか、台風の進路にあたる北陸や東北でも、外出するのが極めて危険な暴風が吹き荒れる見込みで、走行中のトラックが横転したり、電柱や鉄塔が倒壊したりする恐れがあるという。

また気象庁は、高潮にも厳重な警戒を呼びかけている。特に、午後5時10分に満潮を迎える大阪湾では、夕方前から急激に潮位が上がり、普段より2メートルほど高くなる恐れがあるという。

気象庁は、大阪湾では「過去最高に匹敵する記録的な高潮となる恐れがある」として、海岸に近付かないよう呼びかけている。若狭湾や能登半島の沿岸でも、高潮が堤防を越えて押し寄せる恐れがあり、厳重な警戒が必要。