泊原発 非常用発電機で電力まかなう
運転停止中の北海道電力の泊原子力発電所では、地震の影響で正午の時点でも外部電源が失われていて、非常用発電機によって発電所内の電力をまかなっている状況が続いている。
泊原子力発電所は1号機・2号機・3号機とも運転停止中で地震によるプラントへの被害はなかった。しかし、停電の影響で直後から外部からの電力供給が途絶え、正午の時点でも非常用発電機によって所内に必要な電源をまかなっている状況が続いている。
原子力規制委員会によると、泊原発には3つの燃料プールに計1527体の使用済み燃料が貯蔵されていて、常に冷却が必要だが、いずれのプールでも通常の冷却が続けられていて、「安全性という観点で問題がある状況ではないが、引き続き状況を注視している」という。
原発の敷地外に自治体などが設置している放射線のレベルを測るモニタリングポストは、停電の影響で、全91局のうち21局が停止し測定ができない状況になっているが、原発の敷地内に設置されたモニタリングポストの値に変化はないという。