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北海道で最大震度7 被害まとめ(5時)

2018年9月7日 5:21
北海道で最大震度7 被害まとめ(5時)

6日未明に北海道を襲った最大震度7の地震で、これまでに分かっている被害の状況は以下の通り。

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今回の地震の震源地は札幌市の中心部から70キロほど南東にある胆振地方の中東部。震源の深さは37キロ、マグニチュードは6.7と推定されている。

【人に対する被害】
その震源地のほぼ真上に位置する厚真町は、北海道で初めてとなる震度7を観測した。土砂崩れで建物が倒壊し5人が死亡、6人が心肺停止。また、26人の安否が分かっていない。

さらに、むかわ町と新ひだか町ではそれぞれ1人が死亡し、北海道内ではあわせて7人が死亡。ケガ人は重傷者も含め、305人にのぼっている。

札幌市では、市内の病院に入院していた0歳の女の子が、停電で酸素呼吸器が止まり、重症となっている。

【液状化現象】
一方、清田区では、大規模な液状化現象で道路が陥没し、吹きだした泥で車が埋まった。

【停電】
そして現在も停電が続いている。北海道電力によると、地震発生直後から道内全域で停電が発生し、札幌市や旭川市の一部の地域で復旧したが、6日午後9時45分現在も約253万戸で停電。復旧には少なくとも1週間以上かかる見通し。

【断水】
また、断水も起きている。北海道庁によると、震度7を観測した厚真町、震度6強を観測した安平町は全域が断水。液状化現象が起きた札幌市清田区と厚別区では約1万5000世帯が断水している。