岐阜市内の養豚場で「豚コレラ」の感染が確認された問題で、養豚場が無許可で死んだ豚をたい肥にして処理しようとしていたことがわかった。

この問題は、岐阜市内の養豚場で死んだ豚から家畜伝染病の「豚コレラウイルス」の感染が確認されたもので、１０日までに養豚場すべての豚が殺処分されている。岐阜県によると、この養豚場で「豚コレラ」によって死んだとみられる豚を場内のたい肥処理場でたい肥に混ぜ、処理しようとしていたことがわかった。許可を受けていない場所で、豚や牛などをたい肥にすることは、法律に違反しているという。

また、これまでの調査で「豚コレラ」の感染が発覚した前日に、この養豚場から共用のたい肥場に、豚の糞が持ち込まれていたことも明らかになり、県はこの施設を使用禁止にするなどしている。